2×材(SPF材)のサイズ、価格などを簡単にまとめておきます。
SPF材とは

はじめに、2×材と一言で言っても様々な樹種があります。
使用している木材の種類によっていくつかあるのですが、今回は特にDIYで使う事が多い『SPF材』についてまとめて行きます。
SPF材とは、S(スプルース材)P(パイン材)F(ファー材)のことを言います。
これを分かりやすくすると、トウヒ、松、もみの木のことで、日本で使用されているものはカナダからの輸入品が多いようです。
それからSPF材の良いところが、なんと言っても安価で加工がしやすい点です。
木目が通って、白くて加工しやすく、含水率が19%以下の乾燥された安定したものが多く、ホワイトウッドとも呼ばれます。
ただし、デメリットとして屋外の湿気には弱いため、屋外で使用する時は塗装が必要不可欠になってきます。
また、2×材は完璧な水平直角ではなく1本1本が変形しているので、必ず購入前に目で見てチェックしてから購入するようにしましょう。
木材のサイズ
一般的に長さの単位はミリメートルやセンチメートルが使われる事が多いのですが、2×材は長さの単位がインチだったりフィートだったりするので分かりづらいと思います。
1インチは・・・25.4mm
1フィートは・・・304.8mm
を覚えておくと良いでしょう。
そこを知った上で考えると、例えば2×4材は木口の厚さが2インチ、幅が4インチという事ですので、厚さ50.8mm幅101.6mmになりそうですが、実際は厚さ38mm幅89mmの規格になります。
なぜ?と疑問に思いますよね?
その理由は、乾燥段階で収縮する事などから約1.5インチ×約3.5インチ程度になってしまうからです。
つまり、1×材とか2×材とかありますが単純にそのインチ数が実物の大きさではないという事を理解しておけば良いのかなと思います。
下記の表以外にも種類はありますが、主に使いそうなもののみ記載してあります。
種類 | サイズ(厚さ×幅) |
1×4材 | 19mm×89mm |
1×6材 | 19mm×140mm |
1×8材 | 19mm×184mm |
1×10材 | 19mm×235mm |
2×2材 | 38mm×38mm |
2×4材 | 38mm×89mm |
2×6材 | 38mm×140mm |
2×8材 | 38mm×184mm |
2×10材 | 38mm×235mm |
4×4材 | 89mm×89mm |
フィート | 長さ(mm) |
3フィート | 約914mm |
4フィート | 約1220mm |
6フィート | 約1830mm |
8フィート | 約2440mm |
10フィート | 約3048mm |
12フィート | 約3650mm |
DIYの材料費が分かる様に価格をまとめた
最後に、ここまで出てきた1×材や2×材はどのくらいの価格で購入出来るのかをまとめてみました。
DIYをする時に、材料費がいくらかかるかすぐに計算できた方が良いなと思っていたので、参考になる様にまとめてみました。
今回はネットショッピングでの売値を参考にしてまとめている為、もちろん店舗によって違いは発生しますので、あくまで参考価格として見て下さい。
それから、木材の長さは一番使用頻度の高い6フィートで統一してあります。
種類 | 価格 |
1×2材 | ¥368 |
1×4材 | ¥228 |
1×6材 | ¥818 |
1×8材 | ¥1180 |
2×2材 | ¥538 |
2×4材 | ¥328 |
2×6材 | ¥770 |
2×8材 | ¥1480 |
この表からも分かる様に、実は単純に大きさに比例して価格が高くなる訳ではない様です。
1×2材や2×2材よりも1×4材や2×4材の方が安いじゃないですか。
これはネットショッピングだけではなく、実店舗でも同じ傾向があります。
あくまで予想ですが、×4材が最も流通量が多くコストが安い為値段が抑えられているのではないでしょうか。
DIYで材料の選定をする時は、大きさや長さに加えて価格も考慮して決める様にして行きましょう。