ジグソーパズルは子どもでも楽しくすることが出来ますので、お子さんと一緒に家族みんなでパズルにチャレンジするのも楽しいですよね。
ですが、こんな風に思っている方も意外と多いのでは無いですか?
パズルのフレームって買うと意外とお金がかかるから、低コストで作る方法とか知りたいな
ジグソーパズルやりたいと思ってフレームも一緒に購入しようとすると、
えっ、フレームの方が高いじゃん!!
なんてこともよくありますよね。
子どものためにフレームを購入してあげたいけど、市販のものはちょっと高いし他に代用できるものを探して、百均とかホームセンターで探したりしたことありませんか?
ぼくはありますw
でもなかなかこれだ!というものが見つからないんですよね。
ということで、私は自分でDIYしてフレームを作ってみました。
これまで3通りのフレームをDIYしましたが、色々作ってみて分かったこともありますのでそれぞれ特徴などをまとめていきたいと思います。
とにかく安く作りたい!DIYだけどそれなりのクオリティが欲しい!など、人によって重要視する部分は変わってくると思います。
おそらくですが、この記事を見てくれている方の中には『クオリティよりもとにかく安く簡単に作りたい』という考えの方も多いと思います。
そんな方も、これからDIYでどうすれば良いか解決しますので、是非この記事を最後まで読んで参考にしてもらえたらなと思います。
DIYしたフレーム3通りの紹介
3通りのパズルフレームをDIYしたと言いましたが、それぞれどのようなものか写真で簡単に紹介します。
パターン①

パターン②

パターン③

詳細はそれぞれの記事にて説明していますのでそちらを参考にしてください。
リンクは記事の最後に貼っておきます。
上記の3つはパズルの大きさもバラバラで、
- 300ピース 26×38cm
- 500ピース 38×53cm
- 1000ピース 51×73.5cm
といった風になっています。
結局どうDIYしたら良いの?
3種類あげましたが、違いが分かりづらいですし結局どれ作ったらいいの?と思う方もいるかもしれません。
本当ならば先に、結論はこれです!と言いたいところですが、先ほども言いましたが人によってどこを重視するかが変わってくるため一概にこれが一番良いとは言いにくいものです。
それぞれの内容をもうちょっと掘り下げて見ていきたいと思います。
特徴を表で見てみよう
パターン①から③の特徴を表にまとめてみました。
パターン① | パターン② | パターン③ | |
DIYしたフレームの大きさ | 26×38cm 300ピース | 38×53cm 500ピース | 51×73.5cm 1000ピース |
コスト(材料費) | 400円 | 1,200円 | 2,000円(塗料抜き) |
同サイズ市販品の価格目安 | 1500円 | 2,000円 | 5,000円 |
制作時間(塗装・乾燥抜き) | 30分 | 3時間 | 2時間30分 |
難易度 | 簡単◎ | 普通△ | 普通△ |
完成度(デザイン) | シンプル | かわいい | 市販品に近い |
分解(パズルの交換等) | 可 | 不可 | 可 |
小さいサイズ | ◎ | △ | △ |
大きいサイズ | ◯ | △ | ◎ |
赤文字の部分は比較した際にメリットとなる部分になっています。
パターン①の特徴は『低コスト・簡単・はやい』
パターン①はDIY初心者さん向けな中身になっています。
- 特に材料費が安価
- 使う工具が少ない
- 材料をカットしてはめるだけなのですぐできる(作業時間が短い)
このように、材料を切ってパズルにはめていくだけなので非常に簡単に作ることが出来ます。
あまりDIYの経験がない方でも問題なく作業できるはずです。
見た目はシンプルなのである程度どんなパズルにも合うのではないでしょうか。
サイズはもっと大きいのも対応できますが、例えば子ども用のパズルを何枚も作るといった場合にはこのフレームの作り方が一番向いていると思います。
とにかくお金をかけたくない!という方はこの方法をお勧めします。
パターン②の特徴は『仕上がりがかわいい感じ』
パターン②は見た目は良いのですが、作り方があと一歩といったところです。
確かに、市販のフレームを買うよりは低コストで作成できて見た目も悪くはないのですが、3通りの中で唯一パズルの分解ができない構造になっています。
一度完成したパズルをフレームから外してもう一度バラバラにしてやり直すといったことが難しい作り方となっていて、もしやるのであれば一度フレームを壊さなければいけません。
自分でDIYしておいて言うのもアレですが、パターン②は正直イマイチかなといったところです。
ですが、木材でのパズルフレームは初挑戦だったので、パターン②をDIYしたことによりいろいろ改善するポイントが見えてきました。
それらを踏まえて作業したのが、次に紹介するパターン③です。
パターン③の特徴は『本格的なDIY』
パターン③は本格的なDIYをしたい人向けになっています。
パターン②で得た経験を元に、改善をして作ってみました。
特徴としては、
- 市販品に似た構造になっている
- 大きいパズルサイズにも対応可能
- 塗装で自分好みに仕上げられる
- 作りがしっかりしていて頑丈
- 壁掛け可能
このフレームの構造は正面側から見ると、『フレーム→アクリル板(代用品のシート)→パズル→板→留め具』といった順番ですのでお店に売っているものとほぼほぼ一緒です。
そのため作りもしっかりしていて、さらに大きいサイズにも同じような感じでDIYすることが可能です。
お店のものと一緒ならDIYじゃなくて買ったほうがいいのでは?
と言う声が聞こえそうですが、比較をするとコストは間違いなくDIYの方が安く済みますしパズルのサイズが大きくなればなるほどその差が発生することになります。
自分が好きな雰囲気だったり、なんのパズルに合わせるかで、塗装によって様々なアレンジが出来ますのでオリジナルのフレームを作ることが可能です。
DIYの作業自体は、そこまで難しい内容ではありませんのでこれからDIYはじめたいという方もチャレンジしてみると良いと思います。
木材を斜めに切ったり、釘やビスを打ったりと本当にDIYやったことないという場合はちょっと手こずるかもしれませんが、それも良い経験だと思うので頑張ってください。
すでにDIYをしていてある程度経験があり、必要な道具も所持している方、しっかり良いものを作りたいという方は是非このパターン③をお勧めします。
作ってみてわかった問題点や改善点
ここまで紹介した3通りのフレームですが、もちろんぼく自身がDIYしたものになります。
実際に作業してみて感じたポイントがいくつかありますので、もしこの記事を読んでDIYしてみようかなと考えている方は絶対に最後まで見ていって下さいね。
パターン①の問題点・改善点
- パズルの表面にアクリル板やシートがないため、のり付けしていない場合はパズルが崩れるかもしれない⇨安く済ませるなら百均のクリアシートを使用する
- フレーム材で挟んであるだけなので強い衝撃や落下により崩れるかもしれない
- 立て掛けるのはOKだけど、金具がついていなかったり紐でぶら下げる強度が不安なため、壁掛けが難しい
- フレーム材の45度カットがうまくいかない⇨下図参照
4についての簡単な説明が下図になります。


実際試したわけでは無いので断言は出来ませんが、おそらくフレーム材は斜めでなくまっすぐに切って合わせたほうが隙間が少なく上手くいくのではないかと思いました。
パターン②の問題点・改善点
- 斜め45度に切るための道具(マイターボックスや卓上丸のこ)が必要
- 一度完成したらバラすことが出来ない
パターン②は正直微妙でしたね。
もちろんDIYして完成したときは良いのが出来たなと思いましたが、改めて振り返ってみると色々改善点があって次につながる良い経験になりました。
結果的にパターン②と③を比較するなら、③の方がメリット多いよなと感じます。
パターン③の問題点・改善点
- 枠材の固定は波釘ではなく普通の釘を横から打ったほうが楽
- クリアシートをアクリル板に変更するとさらに仕上がりが良くなる
パターン②をDIYしたことを参考に、改善を加えてDIYしたものなのでかなり満足な仕上がりになっています。
あえていうのであれば、上記の2点が気になるところでした。
2021年9月に上記を改善してフレームDIYした記事をUPしました!
第4回目のパズルフレームDIY、是非こちらの記事も参考にしてみて下さい。
まとめ
ここまでそれぞれパターン①〜③の特徴や問題点等をみてきましたが、最後にもう一度まとめてみます。
ジグソーパズルのフレームを手作りしたいと思っている方がいましたら、ぼくの経験上ぜひDIYで作ってみることをお勧めします。
市販のものを購入するよりも、制作の時間はかかりますが基本的に低コストで作ることが可能です。
また、もし子供と一緒にDIYすることができるのであればDIYして完成した時の喜びも一緒に得られますし、親子で良い経験になると思います。
パズルフレームの作り方は、どんな仕上がりをイメージしてどれくらいのコストをかけるのかでも変わってきます。
DIY初心者の方、もしくは小さめのパズルで低コストで簡単に時間をかけずにという場合は、パターン①が向いています。
ある程度DIY経験のある方、もしくは大きめのパズルで本格的にこだわって作りたい、自分好みにアレンジしたいという場合は、パターン③が向いています。
以上、皆さんの参考になれば嬉しいです。
楽しいDIYライフをお過ごしください。