今回でジグソーパズルのフレームDIYも第3回目となりました。
大人気「鬼滅の刃」のジグソーパズルを作ることになったので、併せてフレームもDIYで準備することになりました。
以前のフレームDIY1回目、2回目と段々とパズルのサイズも大きくなりついに今回の3回目は1000ピース(51×73.5cm)のものを作っていくことになりました。

小さいパズルならDIYでできるかもしれないけど、1000ピースのフレームなんて本当にDIYで作れるの?

試行錯誤して作った結果、上手くDIYでも作ることができたよ!
しかも店舗で買うより断然コストも抑えられたんだ!
前回の500ピースと比べると、明らかにサイズアップしていて難易度も上がりますがいろいろ考えながら作業した結果、案外上手く最後まで作り上げることが出来ました。
DIYしたパズルフレームの構造も、店舗で売られているものに近いイメージで完成したので満足しています。
むしろ1000ピースの大きさでもDIY可能なら、わざわざ高い金額でジグソーパズルフレームを買うことも今後なくなりそうです。
自分で作ったほうが、低価格な上に好きなように作ることが出来るのですから。
こんな悩みはありませんか?
ジグソーパズルフレームをDIYで作る方法が知りたい(1000ピースまで対応可)
パズルやりたいけど店舗の商品(フレーム)は高いので困っている、DIYだとどのくらい低コストで作れるの?
市販のフレームは似たような商品が多く自分好みのものがなかなか見つからない
このような悩みをお持ちの方に向けて記事を書きました。
少しでも参考になれば良いなと思いますので、どうぞ目を通してみて下さい。
以前の記事も載せておくので気が向いたら見てもらえると嬉しいです。
↓第4回目も追加しました!チェックしてみてね!
気になる材料費は一体どのくらい?
材料費としては、基本的な工具類や塗料などは別と考え金額を計算していきますのであらかじめご了承ください。
今回DIYするにあたって、新たに購入したものはこちらの商品になります。


それでは順番に商品と金額を記載していきます。
購入品リスト
・PPプレート900×600×4mmブラック ¥400
・木材①6×18×1820mm 2本 ¥500
・木材②12×30×1820mm 2本 ¥700
・プラスチックトンボ ¥100
・波釘6×4 ¥100
・三角吊カン ¥100
・クリアペーパー530×750(セリア) ¥100(写真には含まれていません)
以上、合計で¥2,000になります。(金額は四捨五入して分かりやすくしています)
PPプレートや木材は大きめに購入しているので、実際には購入したもの全てを使うわけではなくて多少余ります。
波釘も少量しか使用しませんのでほとんど余りました。
ぼくは近所のホームセンターでほぼ揃えましたが、店舗によっては値段が変わることもあると思いますので目安としてみてもらえると良いかなと思います。
それから材料を揃えるときに特に気をつけたポイントがあります。
ポイント 材料の厚みに注意!!
PPプレート・・・4mm
木材①・・・6mm
木材②・・・12mm
詳細は後述しますが、パズルの厚さが約2mmなのでそれを踏まえて完成した時に全体がうまく収まるようにするために上記の寸法は大切です。
下記の商品を見てください。
こちらは、確かにかっこいいデザインで良いなと思いますが価格が¥5,000〜6,000となっています。
この商品と比べると、DIYならだいたい半額〜1/3の金額で作ることが出来ました。
それでは早速作り方を書いていきたいと思います。
PPプレートをパズルのサイズにカットする
まずは簡単なところからスタートします。
パズルの下に敷くことになるボードから手を付けました。

ぼくは黒いボードを選びましたが、他にも何種類かカラーがありますのでお好きな色を選んでもらえるといいと思います。
このボードをパズルと同じサイズ(51×73.5cm)にカットします。
カットはカッターなどで問題なく出来ましたが、間違って手などを切らないように注意しながら作業して下さい。
直角などに気をつけて切っていきました。
フレームの枠となる部分を作っていこう
フレームの木枠完成後の写真がこちらです。


こんな形状に作っていきました。先に完成形を分かっていたほうが、内容が理解しやすいと思い写真を載せてみました。
2つの木材を重ねて1つにする
大きさの異なる木材を2種類使用しましたが、上の写真のように重ねて組むような形状にしました。
まず初めに木材が長い状態のまま、2本を合体させます。



接着面にボンドを塗って貼り合わせましたが、若干固定が弱いのと歪みを矯正しながら固定したかった為に、さらにビスを数カ所打ちました。
こういった木材にはどうしても歪みやねじれ等が発生しやすいので、2本の木材の端面がはみ出したりしないように注意しながら作業しました。
材料を購入する際にも、出来るだけ良い状態の木材を選ぶと良いと思います。
先に2つの木材を1つにすることで、カット時のズレを防いだりカット回数を半分で済ますことが可能です。
枠材を45度斜めにカットする
しっかりと固定が出来たら、次は斜めにカットして行きます。
45度にカットするにはいくつか方法がありますが、今回はマイターボックスとノコギリを使って切断しました。
卓上丸のこも所持しているのですが、切断の回数も少ないことからノコギリでカットしてしまうことに決めました。
ところで、『マイターボックス』って何?という方もいるかと思いますので、そんな方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。
45度に注意してどんどんカットしていきます。



カット前に2つの木材を合体させてあるので、カット後のズレもなく綺麗に切れました。
カット時の寸法(長さ)は、

写真の赤線の部分がパズルの大きさと同じ長さになるように測って、切断していきます。
間違って一番外側で寸法を測らないように注意して下さい。
縦と横でそれぞれ2本ずつ計4本カットしていきました。
波釘を使って組み立てよう
カット後の木材を並べ合わせて仮組みしてみました。

全てではありませんが、コーナー部に若干のズレが発生しているところがありました。
そのままでも良かったのですが、気になるところだけ簡単に修正してみました。
方法は、木材2つを直角に合わせてクランプし、その中心(繋ぎ目部分)にノコギリを通すというやり方で行いました。

こうすることで、ズレがなくなり綺麗に合わせることが出来ました。

注意点として、ノコギリを通した分だけ多少寸法が小さくなるので気をつけて下さい。
この時に使った作業台は、簡単に自作したわりにしっかり使える作業台ですので、気になる方は是非試しに作ってみて下さい。
なんと材料は2×4材6フィート1本のみです!
あとは波釘を使って組み立てていきます。
今回使用した波釘はこちらの商品になりますが、

実は波釘というものは初めて使いました。
一番初めは、なかなか上手く木材に打ち込めずに苦戦しましたがコツを掴んでからは案外すんなり作業が出来ました。
もし使ったことないよという方は、不要な木材などで試し打ちをしてみることをお勧めします。
なんとか波釘とボンドを使って、枠を組み立てることが出来ました。



フレームはほぼ形になりましたが、先程の材料の厚さについて補足しておきます。
写真を見て大体イメージつくと思いますが、この段差の部分にパズル(2mm)とPPプレート(4mm)がはまります。
木材①の6mm分だけ段差になっているので、パズル(2mm)とPPプレート(4mm)をはめるとほぼピッタリに収まるという計算です。
フレームを自分好みに塗装しよう
ここまでの作業で、フレームは出来たのでそのままナチュラルな感じで使用しても全然良さそうなのですが、そこはやっぱりDIY。
せっかくなので塗装まですることにしました。
カラーの選定などは好みで決めてもらって問題ありませんが、今回はブラックをベースにポイント的にレッドで塗装することにしました。
アイアンブラックで全体を塗装
まずは、ターナー色彩さんのアイアンペイント・IRON BLACKで全体を塗装していきます。
(写真の左側の商品です)

この塗料は、木材に塗るだけでまるで金属のような質感、雰囲気に塗装が出来る商品になっています。
ぼくも初めて使った時は衝撃的でした。
塗り心地も良く、本当に金属のように変化するので男性の方などは特に好きな人が多いのではないでしょうか。
今回はスポンジに塗料をつけてどんどん塗っていきました。

ちょっと塗装後の全体の写真は撮り忘れてしまったのですが、木枠の裏面以外は全て塗装しました。
アイアンブラック単色でも十分かっこいい仕上がりになりました。
レッドカラーでオリジナリティを追加
アイアンブラックの上から、さらに重ね塗りしていきます。


このように、マスキングテープで塗料がはみ出てしまわないようにしっかり養生しました。
色をつけたくない部分には、漏れなくマスキングを行います。
塗装する面に隣り合っている面のマスキングも忘れてはいけませんね。
実際に塗装の作業よりも、その前のマスキングのほうが重要だったします。
マスキングが完了したら、自宅にあった赤の塗料で塗っていきます。
完全に乾いたらマスキングを剥がし、テープを貼る位置を変えてもう一度マスキングします。
先程と同様に、アイアンブラックの上から塗装していきます。
乾燥後、テープを剥がして完成です。


今回は鬼滅の刃のパズルということで、それっぽくイメージして作ってみました。
塗装なしでも問題なく使えますが、やっぱり自分の好きなように作れるのがDIYの楽しいところですね。
フレームの前側にクリアペーパーを貼る
そろそろ終盤です。
市販品などは、パズルの表面に透明の板があると思います。
それを取り付けていきたいのですが、今回はセリアで購入したクリアペーパーという透明なペラペラのシートを使用します。
本来でしたら、アクリル板のようなある程度硬さもあるボードの方が良いのですが、費用削減ということでクリアペーパーで代用しました。
ちょうど良いことにクリアペーパーの大きさが530×750mmなので今回のパズル(51×73.5cm)が全て収まります。
フレームへの取り付け方法は、タッカーなどをお勧めしますが私はホッチキスを代用して使いました。

写真だと少し見づらいですが、クリアペーパーをホッチキスの芯で固定してはみ出た部分をカッターで切りました。
カッターで切る際の注意点ですが、クリアペーパーを手で抑えながら(引っ張りながら)切っていかないと途中で破れる可能性がありますので気をつけたほうが良いですね。
最後の最後で失敗したらガッカリしてしまうのであと少し集中していきましょう。
三角吊カンとトンボを取り付ける
ここで一旦パズルとPPプレートを作ったフレームにはめてみました。

ほぼほぼピッタリ入ってくれたので一安心です。
そうしたらあとは三角吊カンとトンボを取り付けていきましょう。
取り付ける位置やバランスを確認しながら、付属のビスで固定していきました。


自作のパズルフレームが完成
これで1000ピース(51×73.5cm)パズル用のフレームが完成しました。
完成形がこちらです。


先程の三角吊カンを使って、壁に取り付けてみました。
クリアペーパーが少しシワになってしまい光の当たり方によっては若干目立つことがありますが、まあ個人的には許容内です。
さらに完成度を求めるのであれば、クリアペーパーではなくアクリル板のようなものを使うと良いと思います。
実物を見るとよく分かりますが、アイアンペイントのブラックがとても良い感じです。
さて、ここまでDIYでパズルフレームを作ろうということでやってきましたが、無事仕上げることが出来ました。
実際作業してみると、案外1000ピースの大きさでも自作可能なことがわかりました。
かかったコストも市販品と比較して約1/3で抑えられて大満足です。
何より楽しみながら作ることが出来ました。
「こんなものが欲しい」とイメージしてから、何を使ってどう作っていくか考え、最後形になった時の喜びはとても達成感があります。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。