DIY

ワンバイ材のみで棚を作ってみた【ランドセルラックとしても使えます】

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DIYをする人であれば『棚』を作る機会って一度はあると思うのですが、まだDIYの経験が浅い場合なにから始めたら良いのか困りませんか?

気になるポイント

・棚を自作する際の費用や材料、作り方が知りたい

・DIYでワンバイ材やツーバイ材という言葉をよく耳にするけどそれだけで棚は作れるの?

・DIY初心者だから、まずはなるべく簡単に安く棚作りに挑戦したい

・ランドセルラックを自作したい

DIYにまだ慣れていない人向けに、木材はシンプルにワンバイ材(1×4材)だけで作ってみました。

この記事を読むことで、上記のような悩みが解決しますので是非最後までご覧ください。

木材はSPFの1×4材を使おう

木材というと、たくさんの種類や形状がありますが、今回はSPFの1×4材を使いたいと思います。

この木材は、特にDIY入門時に適したものになります。

参考記事です

DIYをする際に、ワンバイ材やツーバイ材という木材がよく使用されますが、これらは木材の大きさによって様々な種類があります。

例えば、2×4材の場合は厚さ38mm×幅89mmの大きさと決まっており、他の種類もそれぞれ規格された大きさがあります。

その中で今回使用する1×4材は、厚さ19mm×幅89mmという寸法の木材になります。

そして使われている樹種について、ウエスタンレッドシダーや防腐処理済みのものなどいくつかの種類があるのですが、今回はSPF材という木材を使っていきます。

SPF材の特徴として、メリットをいうと

  • 加工がしやすい
  • 安価
  • 入手しやすい(ホームセンターで買える)
  • 軽い
  • 表面がプレーナー加工されており面取りもされている為、そのままでも使える

逆に、デメリットはというと

  • 品質にバラツキがある(木材の反り、ねじれ、割れ、節目の多さ、ヤニの多さ等)
  • 屋外の使用には向かない(耐水性、防腐性等)

となります。

もともとは住宅を建てる時の2×4工法の構造材として使われる木材のため、多少の汚れや欠けなどはしょうがない部分ではあるのですが、それでもDIYで選択する木材としてはメリットの方が大きいと思います。

特に初心者にとっては、加工がしやすい、安価という点は非常に重要なポイントですよね。

ということでSPFの1×4材を使うことに決めました。

購入する際の注意点

使う木材が決まったのですが、購入する際に注意する点があります。

ホームセンターなどの店舗で購入する場合、資材売場に行くと大量に木材が置かれていると思いますが、どれを選んでも良い訳ではありません。

前述したように、品質に結構バラツキがありますので購入前に1本1本しっかりとチェックするようにして下さい。

積まれている中から1本ずつ取り出して目見当でも良いので曲がりや割れ等、先程のデメリットであげた内容を確認してみて下さい。

パッと見はどれも一緒に見えますが、良く観察すると意外と違いがあるので忘れずに見るようにした方が良いと思います。

同じ価格で購入するなら、品質が良い方が誰でも嬉しいに決まってますよね。

ただし、比較的安価で無垢材でもある為に全てを完璧に求めるのは難しいので、自分が必要な品質のラインを見極めて妥協出来るところは多少我慢して、可能な範囲で選別をすると良いかと思います。

完成形をイメージしてみよう

使う木材が決まったので、今度はどんな形の棚にしていくかを考えていきます。

みなさんが棚を作りたいと思う時って、どのような時でしょうか?

おそらく収納場所が欲しかったり、自分の好きな大きさや形、色にしたかったり、なにかしらのイメージがあると思います。

実際の作業に入る前に決めておいた方が良い点としては、

  • なにをどのくらい棚に置くのか?
  • どのくらいの収納する容量が必要か?
  • どこに棚が欲しいのか?
  • 大きさはどのくらいか?
  • 色は?
  • 人目につきやすいか?

この辺りをまず考えてみて完成形をイメージしてみると良いでしょう。

私が今回作る棚は、

  • ランドセルと教科書類が収納できる棚(ランドセルラック)が欲しい
  • 使う導線を考えてランドセルの隣に教科書類が置けるようにしたい
  • 空いたスペースには本や小物などをしまいたい
  • 既にある棚に合わせた大きさ(寸法)の棚を作りたい
  • あまり目立たない場所に置くので、見た目よりも機能重視で
  • 塗装はとりあえずなしで作り、今後する可能性はある
  • 使う工具等も必要最低限で簡単に

このようなイメージで作っていこうと思いました。

この段階で、『既にある棚に合わせた大きさ(寸法)の棚を作りたい』ということで、大体の棚のサイズ感や一部の寸法は決定しました。

その完成図がこちらになります。

写真のように、奥にある棚に合わせたものが欲しかったので、この時点で奥行きと高さの寸法は確定しました。

あとは置くものを考えて、棚の幅(横)の寸法を決めていけば、棚全体のサイズが決まっていきます。

考えた結果、幅は500mmで作っていくことに決まりました。

つまり外寸は、幅500mm×奥行き300mm×高さ840mmになります。

このように、市販品だとなかなか見つからないような、自分が欲しいサイズぴったりの家具が手に入るというところもDIYだからこそ得られる素晴らしい点の一つですね。

必要な材料の拾い出しと購入

イメージが決まってきたら、設計図を作ります。

この段階でどれだけ正確な設計ができるかどうかがかなり重要で、ここをしっかりやっておくと後々の間違いも少なくなります。

ですが、私は性格上?いつも紙に鉛筆でサーと書いた程度の設計図で済ませてしまうことがほとんどです。

あとは実際に作業しながら考えてやったり、その都度変更したりして作業してしまいます。(たまに失敗したりすることもありますが)

後で紹介しますが、実は今回もちょっとしたミスがありました。

あそんな感じで、ゆるく作業していけるのもDIYだからこそだと思うので失敗しても楽しんでやるのが一番だと思ってます。

基本はしっかり設計してからスタートするのを勧めますが。

木材の必要な長さと本数を把握する

全て1×4材(厚さ19mm×幅89mmで準備していきます。

・側板 779mm × 6本

・背板、底板 500mm × 11本

・棚板 462mm × 3本

・仕切り板 300mm × 3本

・仕切り板 280mm × 1本

・補強材 265mm × 6本

合計30本になります。

また、販売されている木材の長さは『フィート』で表示されています。

これも様々な長さの規格があるのですが、今回は車で運搬することを考慮して6フィート(1830mm)を購入し、必要な長さに切り出していきます。

(写真では8本ですが1本追加して実際は9本使いました)

下記は切り出していく時の一例です。

木材切り出しの例です

①779mm / 500mm / 500mm

②779mm / 500mm / 500mm

③779mm / 500mm / 500mm

④779mm / 500mm / 500mm

⑤779mm / 500mm / 500mm

⑥779mm / 500mm

⑦462mm / 462mm / 462mm

⑧300mm / 300mm / 300mm / 280mm

⑨265mm / 265mm / 265mm / 265mm / 265mm / 265mm

6フィートを使った時の例ですが、端材が結構余ります。

もしも、木材購入と一緒にカットまでお店で依頼するのであればさらに長いものを購入することで木材の費用を抑えることが可能です。(カットの料金は発生しますが)

(足りない分の木材は後で追加したので、写真の数で全てではありません。)

1×4材6フィート1本の価格が、248円(店舗によって変動します)でしたので9本で2,232円でした。

それから、キャスターも購入したので固定ゴムキャスターが1個110円、自在ゴムキャスターが1個128円でした。それぞれ2個ずつで合計476円です。

木材とキャスターの材料費合計は2,708円となります。

その他にビスも必要ですが、自宅で余っていた太さ3.8mm長さ32mmのものを使用しました。

棚を組み立てていこう

木材のカットが終わったら、表面やエッジ部などに紙ヤスリをかけていきます。

多少手間が増えるのですが、基本的にビスを打つ前は下穴をドリルで開けてからの方が木材の割れ等も防げるので良いです。

それから木材によって歪みや反りなどがあるので出来るだけ水平直角を意識して調整しながら作業をしていきます。

ビスは8割程度の締め具合にしておき、状態を見ながら最後に全部本締めしていきました。

それでは早速組み立てていきましょう。

①側板と背板を組んでいく

まずはこのように、側板と背板を組んでビスで固定します。

両端の2枚が済んだら残りの6枚も固定していきます。

②底板を1枚取り付ける

①で出来たものの角に底板を1枚固定します。

③補強材を2枚取り付ける【※ビスの位置注意】

底板、背板、側板3枚との位置を確認しながら補強材を両側に1枚ずつ固定します。

前に言った『ミス』がこの工程で発生しました。

既に使われているビス(写真の赤い矢印)とぶつかる場所にビスを打ってしまったのです。

いつも通りにインパクトドライバーでビスを打っていたら急に途中で止まってしまい、確認したところビスがぶつかって進まないことが判明しました。

おかげでポッカリ失敗した穴が開いてしまいました。

ということで、みなさんは木材が交わる部分は特に注意してビスの位置関係を把握した上で作業してもらいたいです。

ここまで作業するとこのようになります。

④側板を全て取り付けよう

側面にあたる部分の側板の残り4枚を取り付けます。

写真では隙間の間隔が異なり失敗していますが、ここも確認をしてきれいになるように間隔を開けて固定して下さい。

⑤底板の残り2枚を取り付ける

このような感じで固定していきます。

ここまでくるとかなり棚っぽくなってきましたね。

⑥補強材の残り4枚を取り付ける

この段階では、側板がまだ安定していないので出来るだけ形を整えながら上側2枚と中段2枚を固定します。

中段の取り付け位置は、背板を下段から数えて3枚目に合わせて付けてあげれば大丈夫です。

⑦棚板を3枚取り付ける

やっと完成が見えてきましたね。

先程の中段の部分に棚板3枚を載せて固定します。

この時に、棚板に開ける下穴は作業しづらいので載せる前に別の場所で開けてから、ビスで固定するとやりやすいです。

もしも、棚板が大きくて上手くはまらない場合は少し切って調整してみて下さい。

⑧仕切り板をL字に固定してから棚に取り付ける

あとは、教科書類を置くための仕切りを作ります。

まず280mmの板に、300mmの板3枚を並べてビスで止めます。

こんな感じになります。

それから棚にいま作った仕切りのパーツを載せ、裏側(下)からビスで止めていきます。

これでついに棚が出来上がりました。

⑨キャスターを4個取り付ける

最後になりますが、棚の下にキャスターをつけていきます。

今回は前輪が自在、後輪が固定のキャスターを使いました。

ここだけビスは少し小さいものが良いと思います。

完成となります!!!

参考までにランドセルを置いたらこんな感じになります。

まとめ

若干失敗した箇所(ビスの穴位置や、板と板の隙間の感覚など)はありますが、それも良い経験です。

今回塗装はしませんでしたが、好きな色をつけるとさらに自分好みになって良いかもしれませんね。

もう一度今回の内容をまとめると、

  • 木材は1×4材だけで棚が作れた
  • 材料費は合計で2,708円(木材+キャスター)
  • 木材の種類は1種類しか使わないのでDIY初心者でも分かりやすい
  • 組み立てはビスのみで簡単に
  • ランドセルラックとしてもバッチリ
  • 大きさや形状など自分好みにカスタマイズ出来る

というわけで、今回は棚をDIYした内容を紹介しました。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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