前に『倒立バー』を2×4材で自作した内容を紹介しましたが、今回はそれに一手間加えて使いやすく加工した件について話していきたいと思います。
こちらがその記事になります。
もしもぼくの以前の記事を参考に作ってくれている人がいましたら、今回の内容は是非とも真似していただきたい内容になっていますので是非最後までご覧ください。
ぼくは、実際にこの倒立バーをほぼ毎日使ってきました。
とても重要なポイントの強度に関しては、嬉しいことに全く問題なく使用することが出来ています
ですが、使っていく中で改善点などが見つかってきましたので今回作業した内容を紹介して行きます。
改善点①倒立バーの土台部分を斜めに大きく切断
まず一つ目は、倒立バーの土台となる部分の2×4材の角を斜めに切断しました。
こちらの写真部分のことです。

なぜ形状を変える事になったかと言いますと、使っていくうちにこの部分は必要ないなという結論になったからです。
土台がしっかりしているのでかなり安定はするのですが、床に接地していない上側の部分は不要ではないかと思ったのと、
トレーニングをする際に、単純にぶつかりそうで邪魔だなと感じたからです。
という事で、さっそく切断する事にしました。
DIYの心強い相棒、マイターボックスを使ってみよう
今回はこちらのマイターボックスを使って作業しました。

この道具は、簡単に言いますと2×4材などの木材をまっすぐ又は斜め45度、22.5度にノコギリで切断する時のガイドになるものです。
マイターボックスについては別記事にて詳しく紹介しています。
このマイターボックスに倒立バーの切断部分をセットして斜め22.5度のガイドを使用してカットしていきます。

上の写真のような状態になりますが、カットする寸法は大体で決めました。
このままノコギリで切っていくとキレイに斜めに切断することが出来ました。

1箇所目の切断が終わったら、2箇所目以降のカット位置を合わせるために、端材を当てて線を書いていきます。
こうすることで一箇所目が適当な位置でカットしても全てのカット位置を合わせることが出来ます。

残り3箇所に線を引いたら、あとはそこに合わせて全てカットしていきました。
最後に切断後のバリ取りを行なって完了です。

改善点②土台の裏側に滑り止めのゴムシートを貼り付ける
次に、滑り止めの対策を行なっていきます。
普段使用するときは、マットやカーペットの上で使っているのでそんなに滑る感覚はないのですがフローリングなどで使うとなるとやはり気になります。
安全対策ということで万が一の怪我につながらないように、作業する事にしました。
内容は、土台の裏側にゴムシートを貼り付けるだけという、いたってシンプルな内容ですが実際にやってみました。
ゴムシートを適当な大きさに切って、貼ってみよう
使用したゴムシートはこちらになります。


これをホームセンターで2枚購入しました。(一番安いものですが)
注意点は、粘着テープがあらかじめ付いているものにしましょう。そうすることで、使う大きさに切ってそのまま貼るだけで済むからです。
ぼくは、土台の2×4材の大きさに合わせて30mmの幅で4枚に切って使いました。切るときはハサミで十分に切れますのでとても簡単です。
ここまで進んだらあとはどんどん貼っていきましょう。

このような感じで、同じく全部で4箇所貼っていきましょう。
とても簡単ですが、これで作業は終了になります。
ゴムシートの効果はどのくらいかと、様々な床で試してみましたが、断然貼ってあった方が良いですね。
特にフローリングでは一番違いを感じることが出来ましたが、他の床で使用しても貼って悪くなったということは全く無く全体的に見てかなり滑りは改善することが出来ました。
これは、低コストで時間もほぼかからずに行えるのでとてもオススメ出来る内容になりました。

みなさん是非試してみて下さいね。
倒立バーの軽量化につながった
最後にもう一つ。
これは考えていなかったのですが、加工が全て終わって手にとってみたらとても軽いんですよ。
確かに土台部分を切断したので、軽量化はしているはずなのですがあまり気にしていなかったポイントの為、ビックリしました。
そこで実際どのくらい軽くなったのか、重量をはかってみました。

端材が1個で80g。
8個の合計が640gでした。
加工後の倒立バーが1個で500g。
つまり、倒立バー1個あたり、
820g(加工前の倒立バー) - 320g(端材4個分) = 500g(加工後の重量)
となるので、約4割減の重量削減につながりました。
こうしてみると、だいたい半分の重量になっている訳ですから軽く感じるはずですよね。
まとめ
今回は、以前自作した倒立バーをさらに改善して使いやすくしてみたのですがもう一度まとめると、
①土台が小さくなった事で使いやすさUP
②ゴムシート貼り付けによる滑り止め効果
③約4割減の重量削減(軽量化)
以上の3点が今回の作業によるメリットになります。
デメリットは、特にありません。。。
これを使ってより一層トレーニングに励んでいきたいと思います。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。